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2017.09.08

藤原教授が監訳に携わった「社会疫学(上・下)」が大修館書店から出版されました

「ハーバード公衆衛生大学院での人気講座「Society and Health」における指定教科書である「Social Epidemiology 2nd edition」がついに邦訳されました。原著の編者であるイチロー・カワチ教授が日本語版への序文で、公衆衛生学を志す多くの日本人研究者がこの翻訳に刺激を受けさらに社会疫学を発展させて欲しい、と期待を寄せています。

監訳においては読みやすく、わかりやすく、を第一に心がけて訳出しました。社会がどのように健康に影響しているのか、どのような政策が求められているのか、世界の最先端の研究を垣間見ることができます。

ぜひ、お手にとっていただければ幸いです。

■目次
第1章 社会疫学の歴史的枠組み
―健康の社会的決定要因―
第2章 社会経済的状況と健康
第3章 差別と健康格差(抄訳)
第4章 所得格差
第5章 労働環境と健康
第6章 労働市場・雇用政策と健康
第7章 ソーシャルネットワーク疫学
第8章 ソーシャル・キャピタルと健康
第9章 感情と健康
第10章 社会的文脈における健康行動介入(抄訳)
第11章 心理社会的な介入研究
第12章 政策と社会疫学研究
第13章 行動経済学の保健対策への応用
第14章 社会的状況と健康をつなぐ生物学的経路―メカニズムと新たな課題―
第15章 科学から政策へ

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社会疫学<上>
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