当研究室で開発もしくは翻訳した質問票を閲覧・ダウンロードしていただくことができます。
1. 社会的ハイリスク妊産婦のアセスメント
SLIM 尺度(Social Life Impact for Mother Scale、社会的ハイリスク妊産婦尺度)
妊産婦が産後にメンタルヘルスや福祉など社会的な支援が必要である社会的ハイリスクを有するかどうかを産科医療機関や自治体が評価するため開発された尺度です。妊産婦自身による自記式です。
2. 妊婦のDV有無に関するアセスメント
IPVPI-R(Intimate Partner Violence during Pregnancy Instrument, Revised、妊娠中のDV尺度改訂版)
妊娠中にDVがあるかどうかについて、DVの有無を直接尋ねることなくその可能性を予測する尺度です。保健師、助産師等による聞き取り式です。*特許申請中です。
3. 子ども期の逆境体験(ACEs:)のアセスメント
(1)ACE-J (Adverse Childhood Experiences (ACEs) for Japanese、子ども期の逆境体験日本版)
子ども期の逆境体験を尋ねる質問紙(自記式)を、Fellitiらが2002年に開発した尺度やその他のこれまでの項目や先行研究をもとに日本人に合う内容として開発しました。虐待や貧困など、幅広い子ども期の逆境体験を把握できます。成人期に自記式で実施します。
(2) CTQ-J(Child Trauma Questionnaire (CTQ) for Japanese, 子ども期トラウマ体験質問紙日本版)
子ども期のトラウマ体験、特に虐待体験を尋ねるためにBernstein & Finkらが1994年に開発した尺度(CTQ: Child Trauma Questionnaire、自記式)を日本語に訳しました。身体的虐待や心理的虐待、ネグレクトなど、詳細な虐待体験を把握できます。思春期または成人期に自記式で実施します。
4. 小学生から高校生までの養育行動のアセスメント(Alabama Parenting Questionnaires (APQ), アラバマ式養育態度質問紙)
APQ日本語版:6〜18歳の子どもをもつ親の養育行動を評価するためにFrickが1991年に開発した尺度(APQ: Alabama Parenting Questionnaire、親による自記式)を日本語に訳しました。ポジティブな側面と虐待などネガティブな側面を把握できます。
5. 子どものレジリエンスのアセスメント
CRCS(Children’s Resilience and Coping Scale, 子どものレジリエンスとコーピング尺度)
子どものレジリエンスをアセスメントする尺度です。養育者が過去1ヶ月の子どもの様子から記入します。非認知スキル(社会情動的能力、Social and Emotional Competence)を測定するDevereux Student Strengths Assessment(DESSA)をもとに開発しました。子どものこころのポジティブな側面を測定することができます。
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