2025年11月5日 (水)から11月7日(金)まで、静岡にてScience Tokyo-SPRING (MD) 生による研究成果報告会Science Tokyo SPRING (MD) Retreat 2025が開催されました。本報告会に先立ち、Science Tokyo-SPRING (MD) 生が2024年8月以降に学術誌や学会で発表または発表が決定した研究成果が募集されました。大学院生の片桐碧海さんが“Maternal pre-pregnancy overweight/obesity, in-utero exposure to toxic heavy metals, and offspring age at peak height velocity: A prospective birth cohort study”の演題により、Science Tokyo SPRING (MD)賞 最優秀賞を受賞しました。
本研究では、これまでに指摘されていた母親の肥満や人種・民族などの社会的背景に関連する要因に加えて、胎児期の重金属曝露が子どもの身長スパートの時期に影響を及ぼす可能性が示唆されました。人種・民族により異なる社会的・環境的条件が重金属曝露のレベルに影響する可能性もあり、居住環境や社会経済的状況を含めた包括的な母子支援の重要性が示唆されました。



