国際健康推進医学

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論文「祖父母同居と小学1年児の体重変化の関連について」がアクセプトされました

2019.04.10

Ayako Morita, Manami Ochi, Aya Isumi, and Takeo Fujiwara. Association between grandparent coresidence and weight change among first‐grade Japanese children. Journal of Pediatric Obesity, 2019 ;e12524.

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ijpo.12524

【背景】
世界的に祖父母と同居する児童が増えているが、祖父母同居が学童期における体重変化に与える影響について明確ではない。本研究は、平成27年度及び平成28年度に足立区で行われた「子どもの健康・生活実態調査」データを用いて、祖父母同居と学童期におけるBMIの変化との関連を検証した。

【方法】
解析対象としたのは、平成27年度「子どもの健康・生活実態調査(質問紙+健診)」に保護者が参加した小学1年児のうち、祖父母との同居形態を変えることなく平成28年度「子どもの健康・生活実態調査(質問紙+健診)」に参加した3422名であった。祖父母同居と肥満を誘発する食事、身体活動、TVやパソコンなどスクリーンタイムの座位行動との関連、祖父母同居と小学校1年から2年時における体格(性・年齢別Body
Mass Index
(BMI)zスコア)の変化との関連について、それぞれ頑健性のある分散誤差補正を行ったポワソン回帰分析と多変量線回帰分析を用いて検証した。

【結果】
解析の結果、祖父母同居している児童は、自由に間食を許されている割合が、祖父母と同居していない児童と比べて38%多いことが明らかとなった。しかし、小学1年児のBMIzスコア、出生体重、親の肥満度、母親の年齢、家族の社会経済的状況や世帯構成の影響、そして肥満誘発習慣を調整したところ、祖父母同居児は、祖父母と同居していない児童と比べて、BMIzスコアの変化が小さいことが示された。

【考察】
今回の研究から、日本の都市部において、祖父母との同居状況と低学年期における少ない体格の変化の関連性が示された。

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