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論文「Quick Mild Cognitive Impairment Screenの妥当性について」がアクセプトされました

2019.03.25

Quick Mild Cognitive Impairment Screenの妥当性について

掲載ジャーナル:International Journal of Environmental Research and Public Health

著者:Ayako Morita, Rónán O’Caoimh, Hiroshi Murayama, D. William Molloy, 
Shigeru Inoue, Yugo Shobugawa and Takeo Fujiwara

認知症の早期発見・早期診断は、認知症の進行遅延や発症予防のための介入機会を創出するものである。我々は、簡便かつ認知症スクリーニング検査として妥当性・信頼性の評価が高い神経心理学検査Quick Mild Cognitive Impairment Screenの日本語版(Qmci-J)を開発し、妥当性を検証した。65歳から84歳の新潟県在住の地域高齢者526名に対して、Qmci-Jと我が国で使用頻度が高い精神状態短時間検査日本語版(sMMSE-J)を同時に実施し、結果を比較した。年齢調整済sMMSE-Jのカットオフ値に照らし合わせたところ、52名(9.9%)が認知症疑い、123名(23.4%)が軽度認知障害(MCI)の疑い、残りの351名が健常と判定された。Qmci-J及びsMMSE-Jの総合得点は、中程度の正の相関と認知障害(MCI/認知症)の検出された。ROC曲線に基づいて認知障害のカットオフ値を60/61点をカットオフ値としたところ、Qmci-Jの感度は73%、特異度は68%、陽性反応適中度は53%、陰性反応適中度は83%であった。他に本論文ではsMMSE-Jが27点未満の健常者のデータも示している。本研究結果は、認知症スクリーニング検査としてのQmci-Jの有用性を示唆しており、引き続き研究を行っていく予定である。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30875774

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